『かぐや姫の物語』はひきこもりの娘と親の物語である

ジブリの『かぐや姫の物語』が金曜ロードショーで放映されたので、映画館で観たときに途中まで書いた記事を急遽完成させて公開する次第であります。

映画館で観たときの感想は「恐怖」「狂気」「気持ち悪い」という印象が強くあった。中盤あたりから常時眉間にしわを寄せながら観ていた。

結論から言えば、私はかぐや姫の物語を、「ひきこもりの物語」として解釈した。

娘の気持ちを考えず暴走する父(おじいさん)と、何も行動せず見ているだけの母(おばあさん)に育てられた娘が、ひきこもりとなり生活し、精神を病む物語だ。

以下ネタバレの嵐。